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お召し列車

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2011/10/30 鳥取ジャスコ前 [CanonEOS5DMark2 EF24-105F4LIS]

17年ぶりに天皇陛下が御来鳥されました。鳥取市内はいたるところに警察が配備され、物々しい雰囲気。 警察と思われる私服姿の人々も無数に立っていました。少しでも挙動不審な行動をすると、すぐに職務質問を受けることとなります。 陛下が通られる時間になると、車はもちろん、歩行者も立ち退きを命じられます。 所々に設けられたポイントのみ立つことが許され、そのエリアからは一歩も足を踏み出すことはできません。 ここで生まれて初めて天皇皇后両陛下を拝見しました。 お二人は、誰に対しても優しい笑顔で手を振られていました。そのまま通り過ぎて行かれるのだと思っていただけに、これは嬉しいですね。

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2011/10/30 JR西日本 西鳥取車両支部 [CanonEOS5DMark2 EF70-200F4.0LIS 1/320Sec F5.0 ISO250 RAW]

鳥取駅西側にある西鳥取車両支部を訪問してみました。明日、鳥取〜倉吉間で運転されるお召し列車がスタンバイされており、厳重な警備体制。 列車の周囲だけでなく、基地の周辺にも警官が配備されていました。夜通し警備が続けられるのでしょう。 我々撮影者は特に怪しく見えるようで、常に監視されていました。東側の路側帯で撮影していた鉄ちゃんは拡声器で注意を受けていました。

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2011/10/31 JR西日本 山陰本線 泊−松崎 [CanonEOS5DMark2 EF70-200F4.0LIS 1/800Sec F4.0 ISO320 RAW]

因幡の村々を走り、海をかすめ、ふと開けた田園地帯に足を踏み入れるお召し列車。 風が強いのか日章旗が振動するかのようにはたいています。果たしてそれが日本の国旗なのか識別できませんでしたが、 中央に黄金の紋章が輝くのを見て、確かにやってくる列車が特別なものであることが分かりました。 これぞお召し列車、凄まじい重圧感を放っています。

それにしても曇ってしまったのが残念でした。実は直前まで晴れていたのです。曇りを想定して俯瞰ポイント数か所を捨ててやってきたこの場所でしたが、 いざ晴れ間が出てくるとどうしても期待してしまうもの。大きく空を入れるアングルにし、輝く風景を前にカメラの感度も下げて準備万端でした。 最初から絶望的なお天気ならガッカリ感も少ないのですが、あれだけ見事な晴天の景色を見せられると…まあ、こればかりはどうしようもありませんね。

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2011/10/31 JR西日本 山陰本線 泊−松崎 [CanonEOS5D Tamron28-75F2.8 1/1250Sec F2.8 ISO400 RAW]

もっとじっくりと眺めていたいところでしたが、想像よりも早い速度で、警笛もなく静かに駆け抜けてゆきました。 ふと振り向くと、天皇陛下が後部展望室の横側に立ち、手を振られているのが見えました。 数百人の大群衆にさぞかし驚かれたことでしょう。

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2011/10/31 JR西日本 山陰本線 大山口−淀江 [CanonEOS5DMark2 EF70-200F4.0LIS 1/1000Sec F5.6 ISO125 RAW]

回送列車。本番ではないとはいえ、DD51-1186+1179という出雲号で活躍した機関車の組み合わせに、客車列車というのはかなり貴重な編成です。 そのためか、この場所も大勢の撮影者が集まっていました。

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2011/10/31 鳥取空港 [CanonEOS5DMark2 EF70-200F4.0LIS]

回送列車撮影後、鳥取に戻る途中で再び両陛下を拝見し、最後に鳥取空港までやって来ました。 ちょうど、飛行機に乗り込まれるところでした。ここでも大勢の市民が訪れていました。

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2011/10/31 鳥取空港 [CanonEOS5DMark2 EF70-200F4.0LIS]

栄光の「お召し飛行機」を操縦するパイロット。ブリッジから離れようとする時、ギャラリーに手を振っていました。

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2011/10/31 鳥取空港 [CanonEOS5DMark2 EF70-200F4.0LIS]

手前の航空機が「予備機」で、天皇陛下の乗られる「本務機」は奥の航空機です。飛行機も鉄道も同じ体勢なんですね。 本務機が飛び立った後、予備機は後を追いかけてゆきます。 それにしても、一日4便しか定期便のない鳥取空港で、同時に2機の航空機を見られるのはレアなのではないでしょうか。

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2011/10/31 鳥取空港 [CanonEOS5DMark2 EF70-200F4.0LIS]

両陛下を乗せた飛行機が飛び立ちました。警察やスタッフの顔に安堵の表情が浮かびます。 天皇陛下が移動するというのは、本当に大変なことなのですね。 でもそれは陛下の為ではなく、全ては我々の為のセレモニーであることに気付くまでそう時間はかかりませんでした。 多くの人々に喜びをもたらす為に、今後も日本全国巡り歩かれるのでしょう。 次の御来鳥は、2年後・・・再びお召し列車は走るでしょうか?

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