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夢の銀河鉄道「日本海」 |
合理化の進む日本で、かろうじて残っていた夜行特急「日本海」 昔ながらの旅情を残し、旅本来の面白みを乗せて毎日走っていた「日本海」 この列車も、ついに廃止です。 「鉄道はとにかく早く人やモノを運べばいい…」 旅情や文化など、目に見えない抽象的なものを残す考えは、もはやこの国の宗教からは出てこないのでしょう。 闇を突っ切って走る夜行列車は、人々にとって希望の象徴です。 力強さ、世界の広がりを感じさせる夜行列車。 また、乗れば、様々な「国」の人々と交流することができる寝台列車。 そんな旅ができる列車も、あとわずか。 |
光の海の中を飛ぶ寝台特急「日本海」。遥か青森へ、今旅立つ。
大都市の中にあって、これからの長旅を匂わせる列車が入線してきました。
さあ、いよいよ長旅の始まりだ。夕切れ迫る時、大阪駅を出発する寝台特急「日本海」
残照の上淀川橋梁を渡る。
大阪〜京都は光の海。これから待ち受けるのは「闇」の宇宙。
澄んだ美しい残照の空を背景に。
夕焼け空が美しい、山科の大カーブを駆ける。
青く染まった琵琶湖の畔を駆ける。
日没後の鵜川を駆ける。この列車から美しい鵜川の風景を見ることは、もう叶わぬ夢。
このあたりになると、ようやくシェードが開けられ、車内灯の光が外に漏れてくる。
鵜川で繰り広げられた光の競演。もっと高感度に強いカメラで撮りたかった。
鳩原ループ俯瞰より、下り「日本海」を望む。まさに銀河鉄道の夜。
敦賀駅に停車する寝台特急「日本海」。まだまだ旅は始まったばかり。
糸魚川駅にて。まだ生きる老兵をかすめて。
人々が寝静まっても終着駅目指してひたすら突き進む!スパークの閃光が周囲に放たれる。
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