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2009年10月25日、34年間紀州鉄道の顔として働いてきたキハ603は定期旅客列車としての運行を終えました。
合理化が進む世の中で、わずか3キロの路線をトコトコと旧式の車両が現役で走るいわば「時代の忘れもの」でしたが、
それだけに、この車両に足を踏み入れた時は見通しの立たない無限の空間に放り込まれるような感覚がありました。
そう、それは夢や希望があふれる未来を感じさせるもの…古い車両にはなぜかそういった滋味が含まれているように思います。
そんな不思議空間を味わうために台湾からもこの車両に乗りに来るファンがいるなど、国際的にも大きな人気を誇っていたキハ603。
これまで必死に走り続けてきましたが、目に見て分かるほど限界ともいえるほどの痛み具合で、
もっと走ってほしかったというよりも、よくぞここまで走ってくれました!というのが正直なところでした。
本当にお疲れ様。もう走ることはないだろうけれど、これからも希望に満ちた無限の空間を守り続けてほしいですね。
紀州鉄道キハ603
 夜明けの紀伊御坊駅。滅多に点灯しない上部のライトを灯し、プチ撮影会となりました。
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紀州鉄道キハ603
                  エンジン始動!これは非常に珍しいのですが、床下から煙が吐き出されます。
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紀州鉄道キハ603
 そして惜別マークが取り付けられ、車内灯が灯されました。まだまだ生きているのですね。
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紀州鉄道キハ603
                 キハ603の一日はこうして始まります。
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紀州鉄道キハ603
 一番列車が西御坊駅を出発します。サービスなのか後方も前照灯を点灯してくれました。
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紀州鉄道キハ603
                 いつもは素通りの地元の方もちょっと気になるのでしょうか・・・
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紀州鉄道キハ603
 時間が経つにつれ、鉄道ファンも増えてきました。車内はそれなりに混雑しています。
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紀州鉄道キハ603
                 小さなお花畑を走る。
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
 滅多に見られない昼間の三ツ目点灯。
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
 年季の入った運転台。いつもは淡々と働いている運転手さんもやや感慨深げな表情です。
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紀州鉄道キハ603
 この若い運転手さん、子供が手を振ると必ず振りかえしてくれるそうです。
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紀州鉄道キハ603
 車両整備もされている運転手さんだけに、計器を見つめる目は真剣そのものです。
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
                最終運行を終えたキハ603。もう走ることはないのでしょうか・・・
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
 そして秋深き11月29日、商工会議所の祭りのため一日だけの復活!
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紀州鉄道キハ603
 
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
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紀州鉄道キハ603
                さようなら、キハ603。
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