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トルコ・アンカラエクスプレスの旅 |
客車がめっきり少なくなった日本ですが、ひとたび海外に出てみると多くの国では客車が主流。 廃れる兆しすらありません。 ここ、トルコでも客車は国内を縦横無尽に走っており、日常的に見られる普通の光景です。 |
夜のアンカラ駅で出発を待つ「アンカラエクスプレス」。 全車両個室寝台列車というトルコを代表する寝台列車です。 夜8時に出発してイスタンブールに8時に到着するという、宿泊費や時間をセーブするのにとても便利な列車ですね。 しかも、全ての個室では鍵がきっちりかかるので、 世界の多くの2等寝台のように盗難に怯えながら全く寝られないということもありません。 |
出発前に駅のレストランで食べた夕食です。 有名なレストランで食べるものと比べると決しておいしいとは言えないものでしたが、 不味くもないという程度です。 。 |
部屋に入ると車内は座席が並ぶ状態になっていました。 出発後しばらくすると車掌さんがベッドに仕立ててくれます。 2段ベッドになっており、一部屋二人定員という設定です。 しかし、この列車、ガラガラで一人一部屋独占状態なのです。 トルコも値段の安い夜行バスにシフトしているとのことで、そのあたり寂しげな雰囲気が漂っていました。 トルコと言えば未だ途上国的な雰囲気が漂っていて、合理化とは程遠い国だと思っていましたが、 もはや日本とあまり変わらないかもしれません。 合理化・システム化・観光地化、そして物価の高さ… かつての旅行記にあるような旅を求めて出かけたらちょっとガッカリするかもしれませんね。 行くのは比較的簡単になりましたが、到着してからの物価の高さに参ってしまいます。 日本が廃れているのか、世界が発展しているのか。 世界は今の日本以上の速度で変わっているのですね。 |
せっかくの夜行列車の旅なのですが、目が覚めたらもうイスタンブール到着間近になっていました。 個室寝台…快適すぎます。 洗面台・冷蔵庫など完備の部屋、車窓に流れるオレンジ色の外灯… 柔らかなジョイント音しか聞こえてこない部屋… なんだか嬉しいな〜と思って横になったのが最後でした。 熟睡し過ぎるのが問題ですね。 朝食をゆっくり食べる時間もなさそうなので、とりあえず食堂車で朝のコーヒーを。 それにしても欧州あたりのコーヒーは香りは芳醇、味に深みがあって美味しいですね。 日本の水っぽいコーヒーは何なのでしょう。 。 |
イスタンブール・ハイダルパシャ駅に到着後、フェリーに乗ってイスタンブール中心地に向かいます。駅を出たらフェリー乗り場。旅人にとってはそれ以外に行き場がないというのが面白いですよね。 |
イスタンブールの中心街に到着。素晴らしく美しい街です。 そして同時に大観光地です。 土産物屋が並び、様々な国の人々が歩くその様を見ていると、まるで奈良や京都を歩いているかのような感覚にとらわれます。 |
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