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モロッコの砂漠に行こう(7)

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Morocco

煌々と輝く月が、右に行ったり左に行ったり。まるで月と戯れているようです。
しかし、やがて見えてきたひときわ大きな町の明かりが、旅の終わりを告げていました。

長旅を終えてようやくフェズに到着。
迷宮の町と言われるフェズは、バスの車窓から見る限り普通の町に見えます。
闇の向こうは閑静な住宅街か、荒れ地や田んぼなのか、はたまたマラケシュのような迷宮なのか。
今は全く分かりません。

その後、李さんが手配してくれた宿で一服してから、四人で夕食に出かけました。
人通りの少ない一角に煌々とネオン輝く食堂でしたが、一人ではまず入らないであろうちょっとしゃれたお店です。
ソウルでバーを経営しているという李さん。その臭覚は大したものです。
そして、ビールで乾杯。

「これからどうするのですか?」と私が聞くと、
「これからタンジェまで北上し、スペインに入る予定なんだよ」と李さん。

奥様は学校の教師でお互い長期休暇が取れることから、思い切ってスペインまで行ってしまおうということになったようです。
羨ましい限りですね。(スペインでは身ぐるみはがされてしまったそうですが・・・)

しかし、タンジェ・・・そのヨーロッパをすぐ目の前にした港町の名前が妙に心の中に響きました。
文化の確かな繋がりを確認するために、海も見てみたい・・・
フェズの後はそのままカサブランカに戻る予定でしたが、ちょっと足を延ばしてタンジェまで行ってみても面白いかもしれません。

旅は道連れ・・・
翌日はMさんと一緒にフェズの町を「迷う」ことにしました。
迷宮の入り口を眺めながら食べる朝食。
クロワッサン一づつとコーヒーにオレンジジュース。これは美味しいです。

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フェズの迷宮が広がります。
マラケシュと比べると、どことなしか清潔に整っている感じがします。
お店も開いていますね。

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迷宮の町であると同時に、芸術の町でもありました。
所々に見かけられるこだわりが、フェズの人々の優れた美的感覚を思わせます。

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Mさんがどうしても行きたいと言っていたなめし革染色職人街・タンネリ。
上から眺めるとフェズの町の複雑さが良く分かります。来てよかったと思える素晴らしい光景です。

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なめし皮染色の作業場に降りると、ロバに乗った職人が現れました。
車の入れないフェズではロバも立派な交通手段なのですね。
まるで中世に戻ったかのような錯覚にとらわれます。

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職人たちが慌ただしく染色作業を行っていました。

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フェズ・・・猥雑なマラケシュと比べると(それはそれで魅力的なのですが)、遥かに上品さを感じさせる優雅な町。
もう少しゆっくりしたいところですが、私たちの頭の中には「タンジェ」という文字がこびりついていました。
そして、鉄道ではなく、バスかタクシーを利用してシャウエンと言う町を経由して行っても面白いかな・・・と。

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バスターミナルでタクシーをチャーターし、一路シャウエンへ。
遠ざかるフェズの町。

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藁を満載したトラックを何台も追い抜きました。
それにしても積み過ぎですね。

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