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ギラリ輝く寝台特急「日本海」

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2009/06/21 JR西日本 東海道本線 京都−山科 [CanonEOS5D EF70-200F4.0 1/640Sec F4.0 ISO320 RAW]

下り「日本海」の撮影の中で、超難関だった山科大カーブ。 どんな撮影地でも2,3回は通えば大抵は思い通りの写真が撮れますが、ここだけはどうにもなりませんでした。 天気予報バッチリ、快晴でも、直前になると不思議と曇るこの撮影地。 連日通っているという高校生が言いました。「ワンシーズン(約20〜30日)で、晴れるのは2,3日くらいです。10回通って撮れたらラッキーです。地元の人間でも難しい…いや、地元だからこそ撮れないんです。」と。 なるほど、そういう気象条件なんですね。

私も今日で二年越しの9回目…既に諦め癖がついていましたが、次は晴れるかな?と、懲りずに再びこの地を訪れました。 この日は一面の曇天…天気予報も最悪。晴天の日は混雑するのですが、撮影者は誰もいません。無謀…少しの晴れ間に期待を寄せて待っていると、散歩に来たお兄さんが話しかけてきました。 これまでの経緯を話すと、突如、そのお兄さんも熱くなって、カメラを持ってきました。「子供のころは、大阪駅でブルトレを撮っていたんですよ!数十年ぶりですが、列車を待つとワクワクしますね〜」 するとすると、このお兄さんの無欲のパワーか、奇跡的に陽光が差し込んでくるではありませんか!そして、いつもと逆のパターンで、寝台特急「日本海」がやってきました。 通過後、思わずお兄さんとガッチリ握手しました。こんなものなのですね、自然のなりゆきというのは。

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